ちょき☆ぱたん 紙の豆知識 (chokipatan.com)

10-4-2 紙の強さと評価法

 紙の強度を表すものとして、こわさ、引張強さ、耐折強さ、破裂強さ、引裂強さ、圧縮強さなどがあり、それぞれに評価法があります。

(1) こわさ
 紙が自重を支える性質(紙のこし)を表すものです。幅2cmのテープ状に切った紙を水平に保持して、垂れ下がり始める長さで測ります。
(2) 引張り強さ
 紙が引きちぎる力に抵抗する性質を表します。幅15mm、長さ20cmの試験片を用意して、両端各1cm幅を挟んで引っ張り、どれぐらいの荷重で切断されるかを測定します。新聞などの印刷は高速の輪転機で行いますので、引っ張り強度が弱いと印刷中に紙が切れてしまいますので、これは重要な特性です。
(3) 耐磨耗強さ
 紙同士、または紙と他の物質が繰り返し摺り合わさった場合に生じる紙表面のムケなどを調べます。テーパー型磨耗試験などを用いて、一定の時間・速度・圧力で摺り合わせを行い、単位重量の減少で測定します。
(4) 引裂強さ
 紙が横方向に引き裂かれる時の強さを表します。4枚重ねて両端を固定した紙の中央下部端に2mmの切れ目を入れて、片方に振り子をつけて揺らします(互いに反対方向へ引き裂かれる状態になります)。これにより起こる引裂きの抵抗値を測定します。
(5) 破裂強さ
 紙袋の破裂に対する強さを表します。中央に円形の穴があるドーナツ状のおさえ板で紙を挟み、穴の部分にゴム製の風船を当てて膨らまします(こうして紙面に垂直な圧力を加えます)。紙が破れた際の圧力で、破裂強さを測定します。
(6) 耐折れ強さ
 繰り返し折り畳んだり開いたりされることに対する紙の強さを表します。同じ部分で繰り返し折ったり開いたりを繰り返したとき、どのくらい耐えられるかで紙の強さを測定します。
(7) 圧縮強さ
 紙を一定の大きさに切って輪の形を作り、その輪がつぶれるまで圧縮したときの最大荷重で測定します。


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