ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)

2-1-1 広角レンズ

 (20mm以下:超広角レンズ、24~35mm程度:広角レンズ)

 広角レンズは、より広い空間を写すことができるレンズで、お花畑や海岸、夜景、建築物などの風景写真を撮るのに適しています。この特性は特に屋内で活かされます。風景などの屋外撮影ならば被写体から遠のくことでより広い範囲が写せますが、スペースの限られている屋内ではそれが不可能です。こんな時には、被写体から離れることなく広い範囲を写せる広角レンズが便利です。
 もう一つの特性は、パースペクティブ(遠近感)を強調できることです。広角レンズを使って被写体に近づいて撮影すると、奥にあるものが、現実よりも、より奥にあるように見えるようになります。広角から超広角へ焦点距離が短くなればなるほど、空間が歪んだように見えるぐらい奥行きが強調されていくのです。そして広角レンズのこの歪みを究極的に進めると、魚眼レンズになっていきます。普通に風景を撮影するために使う広角レンズなら、焦点距離28㎜以上のものを選んだ方が良いでしょう。面白い効果を狙うなら、それ以下を使ってみてはいかがでしょうか。

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