ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)

第2部 実践編(2)デジタルカメラの基礎

1 作品の写真を撮ろう

 作ったペーパークラフトは、空気中の湿気で歪んだり、模様が変色したりする前に、デジカメで撮影して美しい姿を残してあげましょう。ペーパークラフトの寿命は、残念ながらあまり長くありません。せっかく一生懸命作ったのだから、記録に残しておきたいですよね。特に苦労して作った部分なんかは、クローズアップして苦労の成果を大きく詳細に残しておきましょう。写真としてアルバムに保存しておけば、ペーパークラフト作品が部屋中に増えすぎて家族に睨まれることもありませんし(汗)。デジカメで電子的なデータで残しておけば、場所もとらず、色褪せることもなく作品を残せます。昔の作品の写真から並べてみれば、自分の成長記録が分かって、いっそう楽しくなります。
 ここではコンパクト・デジカメで、ペーパークラフトの写真を撮る方法を紹介していきます。ホームページで作品を紹介する時にも使えるような、作品の全体像や詳細がわかるような記録的な写真です。
 せっかく作品の記録を残すのに、コンパクト・デジカメで良いの? とお考えになるかもしれませんが、最近のコンパクト・デジカメの性能はどんどん向上していて、一昔前のデジタル一眼レフに迫る勢いです。本格的な写真を撮るのには、デジタル一眼レフの方がもちろん良いのですが、初心者が作品の記録をきちんと残すのに使うためには、コンパクト・デジカメを使った方が、失敗がなくて良いのです。どうしてかと言うと、コンパクト・デジカメは、パンフォーカス(ピントが写真全体に合う)になりやすいように最初からカメラが設計されているので、少しぐらいカメラマンの腕が悪くても、見えている通りの写真を撮りやすいように出来ているからです。
 でも逆に言うと、見えている以上の写真は撮りにくいということでもあります。作品の一番うまくいった部分だけをぐっとクローズアップして、それ以外の部分は曖昧に(幻想的に)ぼかすなんていう技を使いたい場合には、コンパクト・デジカメではかなり難しいのです。こういう写真を撮りたくなったら、やはりデジタル一眼レフを使った方が良いでしょう。基礎知識編ではデジタル一眼レフ関連についても、少し紹介していますので、それを参考にして下さい。またインターネットには、Canon やNikonのようなカメラメーカーや、プロのカメラマンの方たちがデジタル一眼レフの撮り方についての解説をしてくれる記事を掲載しているサイトがたくさんありますので、デジタル一眼レフに興味がわいてきたら、そちらも覗いてみてください。
 この記事で知ってほしいのは、作品を美しく撮るための初めの一歩です。そのために必要な技術は「カメラの基本操作をマスターする」「光をコントロールする」こと。ちょっとしたコツを知るだけで、きっとカメラの腕がぐんと上がりますよ♪

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