ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)
８ 画像サイズ・圧縮率
8-1 画像サイズ・圧縮率の設定
画像サイズ・圧縮率の設定は、写真の品質に関わる設定です。画像サイズが大きい程、圧縮率が低いほど、画質が良くなります。
コンパクト・デジカメの画像を保存するための設定は、画面サイズは「最大」、圧縮率は「最低」に設定しましょう。（この設定をしたことのない方がいるかと思いますが、カメラが自動で何かの値に設定しているはずです。設定の変更方法は、カメラの取扱説明書をご覧ください）。なお、この設定に変えてみたら、すぐに記録メディアがいっぱいになるようになった……という方は、記録メディアをより大きな容量のものに買い替えましょう。最近の記録メディアは、かなり安くなっています。
画面サイズが大きすぎると、画面をHPに載せるときに困るんです、と言う方は、写真画像加工ソフトで小さくできます。「Web用に保存」等を選べば、大きくて高精細の写真を小さいサイズに変更して保存処理してくれます。
ここで、画面サイズ「最大」、圧縮率「最低」をお勧めするのは、カメラの段階で画面サイズを小さく設定してしまうと、写真画像加工ソフトを使って写真のサイズを大きくしても、画像の品質を上げることはできないという理由があるです。写真画像加工ソフトは、品質を低下（サイズ縮小など）させることは出来ても、品質を向上させる（精細度を上げる）ことは原則として出来ないのです。最初から小さく撮影された写真は、情報量が少ないので、大きく引き伸ばすと、情報量が不足しているために無理に補完された部分が、ざらざらした感じになったり、なんとなく全体に湿った感じの画面になったりしてしまいます。
ペーパークラフト作品は、残念ながら時間経過で劣化します。色があせてしまったり、形が歪んでしまったりする前に、できるだけ高品質の画像で記録してあげてください。