ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)

3 シャッタースピード

3-1 シャッタースピードとは

 絞りと同じように、シャッターも露出を制御するための重要な部分の一つで、CCD/CMOS(デジカメのフィルム面のようなもの)に光を当てる時間を調節する役目を持っていています。シャッターが開いている間だけ、CCD/CMOSに光が入るのですが、このシャッターが開いている時間を「シャッタースピード」といいます。「1/8」などの数値で表され、これはCCD/CMOSに8分の1秒間だけ光を当てているということを意味します。
 光源が明るいほど、絞りが開放に近いほど、シャッタースピードを速くするようカメラを操作する必要があります(自動モードで撮影する時には、カメラがこの作業を行っています)。シャッタースピードが遅いと、光が入りすぎて、写真が白く飛んでしまいます(白とび)。
 シャッタースピードに影響されるものは、明るさ以外に「ブレ」があります。ブレというのは、シャッターが開放されている間に被写体やカメラが動いてしまうことで起こる画像の現象で、ズレた画像の残像が重なって写ることを言います。ピントが合っていない状況を指す「ボケ」が「絞り」と関係が深いのに対して、「ブレ」は「シャッタースピード」と強い関係があります。
 「ブレ」には、カメラが動くために起こる「手ブレ」と、被写体が動くことで起こる「被写体ブレ」があります。「手ブレ」の方は、「三脚などでカメラをしっかり固定する」ことで対処できますが、「被写体ブレ」の方は被写体に「動くな」と言うことで対処するというわけにはなかなかいきません。この場合は「シャッタースピードを速くする」ことで対処することになりますが、これは絞りとの関係がありますので、速くし過ぎると写真が暗くなってしまいます。

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