ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)

2 写真上達への道

2-1 写真上達(1)試行錯誤する

 色々な方法はあると思いますが、デジタルカメラは製品の完成度が高いので、TVゲームと同じように「とにかくやってみる」ことで上達できると思います。
 新しいカメラを買ったら、まず室内でカメラを使ってみましょう。カメラについているボタンを全部試してみる勢いで、とにかくいろいろ撮影してみると良いと思います。そして特に気に入った写真以外は、全部消してしまいましょう。これでカメラの操作に慣れると同時に、気楽な気分で撮影することが出来るようになると思います。
 次にカメラを持って外に出かけましょう。
 まずは「フルオート」で撮影すれば良いでしょう。電線にとまっている鳥、学校の塀ごしの花壇、路地裏で振り向く猫、明るい所、暗い所、いろんな場所で撮影してみましょう。「フルオート」でもそれなりにきちんと写るはずです。
 カメラに慣れてきたら、モードを変えてみたり、露出を変えてみたりして、写真をもっと楽しんでください。
 特に、夕陽の頃の撮影は、初心者にはなかなかうまくいかないと思います。それは「フルオート」のままだと、カメラはすべて「普通の色」に写そうとするからです。「夕陽に照らされて燃えるように赤く染まった建物の白壁」の色に感動して撮影しようと思ったのに、撮影後の写真が「ただの少し赤っぽい白壁」になっていたら、ちょっとがっかりですよね。夕陽が思い通りの色にならない時には、「ホワイトバランス」を「オート」から「白熱灯」などに変えてやりましょう。たぶん「オート」のままよりも、赤い壁になるはずです。
 こういう「あー、失敗したなあ」ってがっかりする時こそ、実は、写真上達のチャンス。「がっかりする」ということは、つまり「自分のイメージ通りの写真ではない」ということが、明確に分かっているときなのです。こういう時に、どうしたら「イメージ通りに近づけられるか」を考えながら「露出」「ホワイトバランス」などの設定をいじってみると、どんどん写真が上達していきます。
 デジタルカメラの最大の特長は、撮ったらすぐカメラの液晶モニターで結果が見られることです。「あー、ダメだ」と思ったら、即、撮り直しましょう。どこがダメなのでしょうか--「構図?」「明るさや暗さ?」「色?」。よく考えて駄目なところを修正し、もう一度、パチリ。これを繰り返していくと確実に上手くなっていけます。
 動くものを写す場合には、連写機能を活用しましょう。動きの方向を予測しながら連写すると、連続写真の中から最高の瞬間を選び出せると思います。運動会などでは、積極的に連写を使ってみましょう。連写するとデジタルカメラのメモリの容量をくってしまいますが、不要な写真はどんどん削除してしまえば良いのです。その場で写真が確認できる液晶画面を活用しましょう。

スポンサードリンク