ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)

4-4 参考2:ストロボの調光補正

 写そうとする画面が全体的に白い場合や黒い場合にストロボを「自動」に設定すると、白っぽい被写体が実際より暗く写ったり、逆に黒っぽい被写体の色が灰色っぽくなったりする場合があります。この原因はカメラの内蔵露出計を使ったストロボの自動制御にあって、常に18%のグレーに写そうとするから、このような現象が起こってしまうのです。この18%グレーというのは、白い被写体から黒い被写体までの明るさの平均に近い明るさで、空を1/3位入れた風景の反射率の平均に等しいとも、人間の肌の反射率の平均に等しいとも言われています。ふつうのカメラに内蔵されている反射光式露出計は、この18%グレーを測光の基準にしています。
 こういう場合は、ストロボの調光補正(=ストロボの光量を調整すること)という機能を使うと、この問題をかなり解消することが出来ます。白っぽい画面(被写体)はストロボの調光をプラスに補正し、黒っぽい画面(被写体)はマイナスに補正をすればいいのです(考え方は露出補正と同じです)。補正値は、写す被写体の材質や色、画面上を占める割合によって違うので簡単には決められませんが、デジカメの場合は撮ってすぐ画像をモニターで確認できますので、それを見て微調整してください。

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