ちょき☆ぱたん 写真補正の豆知識 (chokipatan.com)

第1部 実践1基礎編1写真補正

4 写真を補正する

4-1 写真の入力

4-1-1 デジタルカメラからの入力

 デジタルカメラで撮影した写真は、通常、次の2通りの方法でPCに読み込みます。

 (1) SDメモリからUSBマルチメディア・リーダーを利用してPCに入力する
 (2) カメラとPCをUSBケーブルで接続して入力する

 どちらを利用する場合も、まずPhotoshop Elementsの「整理」を起動しておきましょう。
 (1)のSDメモリからの入力の場合は、PCに接続してあるマルチメディア・リーダーにSDメモリを挿入すると、Photoshop Elementsが写真を取り込み始めます。写真の取り込み元がSDメモリになっていることを確認してください。取り込み中はPC内部で色々な処理が行われていますので、PCに他の作業を並行してやらせない方が良いでしょう。
 (2)のカメラをUSBケーブルで直接接続する場合は、USBで繋ぐ前に一度カメラの電源を入れ、電池残量が十分あることを確かめましょう。残量が不足している場合は、充電しましょう(ただしPCに写真を取り込む時に、カメラの電池残量を気にしなくても良い(充電不要)と取扱い説明書に書いてあるカメラは、この作業は不要です)。確かめた後は、ここでいったん電源を切ります。必ず切ってください。次にPCとカメラをUSBケーブルで接続してから、もう一度カメラの電源を入れます。写真の取り込み元がカメラになっていることを確認してから「取り込み」を開始してください。取り込み中はPC内部で色々な処理が行われていますので、PCに他の作業を並行してやらせない方が良いでしょう。
 (1)、(2)とも、写真の取り込みと同時に「赤目修整」などを行わせることが出来ます。取り込んだ写真は、必ずバックアップを取っておきましょう。バックアップの保存場所は、PC内でも良いですが、できれば外付けHD等にとっておくことをお勧めします。
 Photoshop Elements は、色々な補正を行ってくれる便利な写真用ソフトなのですが、写真の補正や加工というのは、元々の写真画像を「変えてしまう」という性質をもっています。いったん補正してしまったら、その履歴が残っていない限り、元に戻すことが出来なくなります。しかも補正作業は試行錯誤で行うことが多いので、家族の写真をもっと美しくしようと思って補正を始めても、「なんかいろいろ写真をいじっていたら、かえって肌の色が汚くなって荒れてきちゃった……」と後悔することも多々あるものなのです(汗)。そんな時でも、補正前のバックアップがあれば、初心に戻って写真をもとに戻すことが出来ます。また外付けHDにバックアップを取っておけば、PCが故障した場合でも、写真が全部なくなってしまう……という悲しい事態を避けることが出来ます。

 <参考:ファイル情報(メタデータ)>
 デジタルカメラで写真を撮影すると、各画像ファイルに、撮影日時、シャッタースピードと絞り値、カメラの型式などの情報が保存されます。これらの情報をメタデータといいます。
 メタデータは、「整理」のプロパティパネルや編集ワークスペースのファイル情報ダイアログボックスでも表示・追加ができるので、アルバムを管理・整理しやすいよう、タイトル、キーワードタグ、説明などの情報を追加できます。画像を編集すると、Photoshop Elements で編集履歴がファイルに自動的に記録され、ファイルのメタデータに追加されます。
 さらに、開いた画像で Digimarc の透かしが自動的にスキャンされます。透かしが検出された場合は、Photoshop Elements の画像ウィンドウのタイトルバーに著作権記号が表示され、ファイル情報ダイアログボックスの「著作権のステータス」、「著作権情報」および「著作権情報 URL」テキストボックスに情報が表示されます。

スポンサードリンク