ちょき☆ぱたん 紙の豆知識 (chokipatan.com)

6-5 寸法=紙の大きさを示す単位=判

 紙の大きさは普通に「(センチ)メートル」で表すこともありますが、一定の大きさが規格で決まっていますので、その単位(判など)について説明します。
 サイズが「判」で表されるというと、厚みの「連量」と同じく聞きなれない単語のように思えますが、実は案外身近に利用している単語で、A4判コピー用紙、B5判ノートとか言うときに使う「判」そのものです。
 現在、使われている紙のサイズの主流は、A4判とB5判です。コピーやパソコンのプリンタなどで一般的に使われている紙のサイズがA4判、大学ノートのサイズがB5判です。
 良かった、寸法の方はあまり専門的な単位ではなくて……と思われたかもしれませんが、残念ながら寸法の方もそう単純ではありません。寸法には「原紙寸法」と「仕上げ寸法」の二種類があるのです(どちらも規格でサイズが決まっています)。
「原紙寸法」とは「仕上がり寸法」にひとまわり大きく余白寸法を加えたものです。これは印刷するときに、紙をくわえる部分(紙の端を機械のツメが挟むのに必要な部分)や、裁断加工する際の余裕(トンボ)が必要であるため、ひとまわり大きい寸法の規格が、日本工業規格やISOで決められているからです(日本ではJISにより、紙のサイズは「原紙寸法(JIS P 0202)」「仕上がり寸法(JIS P 0138)」の2種類を定めています。これは1929年に商工省が日本標準規格第92号として発表した「紙の仕上寸法」が元となっています)。
 現在は、世界的に広くA列が標準規格として採用されていますが、アメリカやカナダが国際判(レターサイズ)を標準としているなど、違う規格を使っている国もあります。

※トンボとは、印刷で配置位置や断裁位置を示すため原稿や印刷版につける目印のことで、よく使われる十字マークの形からトンボと呼ばれています。

  

6-5-1 原紙寸法

 原紙寸法は、紙を製品化する際に断裁等に必要なまわりの余白を含めた紙の寸法で、次の種類があります。

種類  :寸法(mm)

A列本判 :625×880
B列本判 :765×1085
四六判  :788×1091
菊判   :636×939
ハトロン判:900×1200

6-5-2 仕上げ寸法

 仕上げ寸法は、製品に仕上げた時の寸法です。一般的に利用されているA4判とかB5判というのは、この仕上げ寸法の一つです。
 仕上げ寸法には、A列とB列があります。
 A4判やA3判など、Aと数で表されるグループは、A列と呼ばれ、A1(594×841)を基準として、A1をその長辺で半分にするとA2、A2をさらに半分にするとA3、A3を半分にするとA4いう関係になっています。
 B5判やB4判など 、Bと数で表されるグループは、B列と呼ばれ、B1(728×1085)を基準として、B1をその長辺で半分にするとB2、B2を半分にするとB3となります。

※「仕上げ寸法のA1(594×841)」と「原紙寸法のA列本判(625×880)」を比べてみると、原紙寸法の方がひとまわり大きいサイズになっていることがわかります。


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