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第1部 本

動く&錯視錯覚の本

錯視錯覚絵本

安野光雅の世界―1974→2001

『安野光雅の世界―1974→2001 (別冊太陽) 』
安野 光雅 (著)


(感想)
 安野光雅ファンにとっては、宝物の本です。1974年から2001年までに出版された、なんと60冊以上の本について、表紙と中身の数ページが、そのまま紹介されています!
 これだけの数の本を出しているのに、どの本も、そのクオリティの高さに驚かされます。ウィットにあふれた『ABCの本』『あいうえおの本』、『安野光雅の画集』、美しく抒情的な『きつねのざんげ』、考えさせられる『天動説の絵本』、心を癒される『旅の絵本』や『中国の市場』などの旅行スケッチ……。
 ただ、これは、安野光雅さんの全仕事を集約した本では、もちろんありません。あくまでも1974年から2001年までの間だけなので、それ以前の『ふしぎな絵(1971)』や、それ以降の本などはありません。それでも、これだけの内容を集約したものを一冊の本で読めるなんて、とても贅沢なことだと思います。
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 安野光雅さんのその他の本、『旅の絵本』、『きつねがひろったイソップものがたり (1)』、『きつねがひろったイソップものがたり (2)』、『ふしぎなたね』、『ふしぎなえ』、『空想の絵本』に関する記事もごらんください。
 また別冊太陽の他の本、『しかけ絵本: 飛び出す、ときめく、遊ぶ、楽しむ』に関する記事もごらんください。
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 安野光雅さんには、この他にも素晴らしい本が多数あります。『会えてよかった』、『わが友の旅立ちの日に』、『絵のある自伝』は、安野光雅さんの心の情景を垣間見ることが出来る本。『原風景のなかへ』、『洛中洛外』は画集。『歌の風景』、『歌の絵本(1) 日本の唱歌より』は、「ローレライ」や「ふるさと」などの愛唱歌を素材にした絵本です。
 また『子どもの美術全6巻セット』は、安野光雅さんが彫刻家の佐藤忠良さんと編集した「幻の教科書」で、「美術を通して子どもに何を伝えるべきか」を教えてくれる本です。

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