ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

しかけ絵本(海外の作家)
 ※日本語の本(翻訳版)もあります

その他の海外の作家

エルマーのぼうけんすごろく

『エルマーのぼうけんすごろく』2008/10
ルース・スタイルス・ガネット (著), ルース・クリスマン・ガネット (イラスト)


(感想)
 本のジャンルで販売されていますが、これは「すごろく」です。A4サイズぐらいの大きさの薄い箱の中に、広げるととても大きくなる(『ばばばあちゃんのぼうけんすごろく』より少し大きい)すごろくのゲーム・マットと、コマ(エルマー少年)とサイコロ、ゲームで利用するカード等のアイテムが入っていて、マットの端に「すごろくのあそびかた」説明文がついています。コマとサイコロ等は、自分で組み立てる必要がありますが、印刷された用紙(すでにほぼ切られている切り取り線付)から取り出して、軽く折るだけで組み立てられます。すごろくマットはとても大きいので、テーブルではなく、床に広げた方が良いかもしれません(丈夫な紙で、多少濡れても大丈夫なようにコーティングしてあります)。遊び終わった後は、これらを再び箱にしまって、本棚に戻すことが出来ます。
 このすごろくは、「エルマーのぼうけん」原作刊行60周年記念で刊行されたもので、「エルマーのぼうけん」の物語世界を追体験できるゲームになっています(対象年齢は、5・6歳児からです)。すごろくの途中で、エルマーの冒険物語と関連のある「どうぐカード」と「ぼうけんカード」を使うので、エルマーの童話の読んだ人には、物語を思い出しながら愉快な冒険を楽しめます(その知識が必要なわけではないので、読んでいなくても、もちろん楽しく遊べます)。すごろくのマットはちょっと古地図風なので、エルマー好きな人は、壁に貼って子供部屋のインテリアとしても楽しめるかもしれません。
 「ぼうけんカード」には、ゴリラやワニの真似をするものなどがあるので、普通の「すごろく」で遊ぶより、ずっと盛り上がると思います。ただ……「ぼうけんカード」の指令の一部に、「右隣の人にだけ自分の秘密を話す」など、ちょっと悩んでしまうものも含まれています。悩んでしまうと、そこでゲームのテンポが悪くなってしまいますし、他の人も秘密を知りたがったり、何度も遊んでいるうちに秘密が尽きてしまったりしそうなので、面倒そうな指令は、最初から予備のカード(指令が書いてないカード)に交換してしまった方が、より楽しく遊べるでしょう(ぼうけんカードには予備カードが一枚ずつあります)。
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 童話の『エルマーのぼうけん』に関する記事もごらんください。
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「エルマーのぼうけん」60周年記念商品には、他に『エルマーとりゅう あいうえおかるた(愛蔵版)』と『エルマーとりゅう トランプ』もあります。
またキャラクターと楽しく遊べるすごろくには、『指人形つき ペネロペうっかりすごろく』や『ディズニーキャラクターズ ルーレットですごろく』などもあります。

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