ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

動く&錯視錯覚の本

錯視錯覚技法

錯視と錯覚の科学

『錯視と錯覚の科学 (ニュートンムック Newton別冊)(2013)』
北岡明佳 (監修)


(感想)
 2007年のNewton別冊『錯視完全図解』の第2弾です。さらに進んだ錯視研究の最新成果と、新しい錯視図の他、前回の『錯視完全図解』のうちの主要な錯視図も入っていますので、前回同様、高精細な錯視図を満載した、錯視に関する総合的な解説本になっています。
 内容は次の6章で、1~5までは錯視現象の紹介、そして6は錯視と脳との関係の研究、数学で錯視をコントロールする研究など、錯視研究の最前線の紹介です。
  1 動く錯視
  2 明るさと色の錯視
  3 形と空間の錯視
  4 残像・残効・消える錯視
  5 その他の錯視・錯覚
  6 錯視研究の最前線
 今回の本では、「静止画なのに動いてみえる」「同じ色なのにちがう色にみえる」「真っ直ぐなのに傾いてみえる」「同じ大きさなのにちがってみえる」などの一般的な錯視だけでなく、「ベクション(実際には動いていないのに、何かを見ることによって、自分自身が動いたと思う錯覚)」など視覚と身体の錯覚の事例も掲載されています。驚きの錯視・錯覚ワールドを体験してみましょう☆
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 Newton別冊の他の本、『錯視完全図解―脳はなぜだまされるのか?』、『筋肉と技の科学知識』、『完全図解 周期表』、『地震研究の最前線』、『くすりの科学知識』、『人体 完全ガイド』、『脳のしくみ』、『ゼロからわかる人工知能 仕事編』に関する記事もごらんください。
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 北岡明佳さんには、他にも『錯視大解析 脳がだまされるサイエンス心理学の世界』などの本もあります。
 また、別の作家の本ですが、『動物の錯視: トリの眼から考える認知の進化』は、鳥類など多数の動物実験を通じて、動物の錯視を緻密に検証するとともに、脳と認知の多様性とその進化を考える本です。

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