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第1部 本

動く&錯視錯覚の本

動く絵本

クリスマスの足音(もうひとつの研究所パラパラブックス)

『クリスマスの足音(もうひとつの研究所パラパラブックス)』
2011/10
もうひとつの研究所 (著)


(感想)
 パラパラとページをめくることで、幻想的な短編アニメーションが立ち現れるパラパラブックス・シリーズのクリスマスしかけ絵本です。
 掌に乗るほど小さい、単語帳サイズの本ですが、綺麗な色彩にお洒落で楽しいしかけが詰まっています。
 ただし今回の本は非常に一般的な絵柄なので、このシリーズ特有のシュールなユーモアが好きな方は、ちょっと物足りないと感じてしまうかもしれません。
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 雪原に立ち並ぶクリスマスツリーから星を集めて……何かの影が横切ったようです。そしてほら、クリスマスの足音が聞こえてきます(終わり頃に、鈴の音が鳴ります)。
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 ところで、この『クリスマスの足音』は、「パラパラアニメーション」と「紙の動きで本物の鈴がチリチリ鳴る(!)」という二つのとてもユニークな仕組みを持っているので、もうひとつの研究所パラパラブックス・シリーズの代表として紹介させていただきましたが、このシリーズ最大の特長の「みょ~」で「ゆる~い」感じは、あまりないんですよね。クリスマス・プレゼントに使われるのを強く意識したのか、万人に喜ばれる美しさを追求した絵柄になっているので。
 アニメーションとして楽しいのは、むしろ『客の多い穴』、『めからかいこうせん』などの作品だと思います。その他、『むしくいさま』、『うさみみ』、『歓迎の多い村』、『階段のふり』、『ばくだんむし』、『ストロボフライ』など、どの作品もサイズが小さくて、何度見ても楽しいので、このシリーズは、ユーモアの分かる人へのプレゼントに最適だと思います。
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 もうひとつの研究所の他の本、『めからかいこうせん』、『むしくいさま』、『ストロボフライ』、『まいまいHOME』に関する記事もごらんください。
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 もうひとつの研究所の『うさみみ』、『歓迎の多い村』、『階段のふり』、『ばくだんむし』、『客の多い穴』、『もうひとつの研究所・パラパラ名画 Monet / モネ 印象、日の出』は以下の商品リンクから詳細を確認できます。

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