ちょき☆ぱたん 写真補正の豆知識 (chokipatan.com)

第1部 実践1基礎編1写真補正

3 Photoshop Elementsで補正を行う前の準備作業

3-3  Photoshop Elementsの基本操作を知る

3-3-2 写真の整理

  (1) カタログ作成と写真の取り込み
 Elements Organizer(「整理」)は、写真を取り込んで一括して表示することが出来、キーワードやアルバムなどの機能で、さまざまな画像検索も行えます。
 Photoshop Elementsで写真を管理するには、まずカタログを作成します。実はカタログを作らなくても、写真の補正や整理は出来ますが、カタログを作った方が便利に写真を管理出来ます。
 カタログでは、画像ファイル、サウンド、ムービー等が表示されますが、カタログ自体に写真等を直接登録しているのではなく、画像ファイルの存在する場所、プロパティ、ヒストリーなどの管理情報(データベース)を持っています。
 なお、カタログを作成した後に、Photoshop Elements を介さずにWindowsのファイル操作などで直接、画像ファイルを追加・削除してしまうと、カタログの管理情報と整合性が取れなくなるので、いったんカタログに入れた写真は、Photoshop Elementsを使って管理(追加・変更・削除)するようにしましょう。

  (2) サムネイルの表示とタイムグラフ
 Photoshop Elementsは、取り込んだ写真をサムネイル表示します。写真は、大きさを変えて表示したり、二枚並べて表示したりすることも出来ますし、表示の順番をフォルダ毎や、取り込み順、日付表示に変更することも出来ます。日付表示は、撮影した写真をカレンダーで管理できるという便利なものです(カレンダー内にその日に撮影した写真が表示されます)。
 またタイムグラフという機能を使って日付の範囲を指定することで、膨大な写真の中から、必要な写真を素早く見つけることも出来ます。
 その他、検索バーを使うと、キーワードに合致する写真や、検索対象の写真に「近似している」写真を検索できます。

 ※サムネイル
 サムネイル(thumbnail)とは、画像や文書のファイルを縮小表示したもので、多数のファイルを一覧表示する際に見本として使われます。この名前は、「親指(thumb)の爪(nail)のように小さくて簡潔」という意味に由来するそうです。

  (3) キーワードタグで写真整理
 写真には「キーワードタグ」でキーワードをつけたり、重要度を設定したりしておくと、後で簡単に見つけることが出来るようになります。
 また、スマートタグという、あらかじめ写真の属性(高画質、コントラスト、人数など)が定義されているキーワードタグを使って管理することも出来ます。スマートタグには、指定した写真を「自動解析」で割り当てさせる機能があるので、タグ付が容易になります。

  (4) アルバム作成
 写真は「アルバム」でグループ分けすることも出来ます。「アルバム」を作って写真を登録したり、フォルダ分けされた写真をそのまますぐにアルバム化したりすることも出来ます。
 また、「スマートアルバム」という機能を使うと、日付、キーワードタグ、カメラの機種などのさまざまな条件に合致する写真を自動的に検索して、アルバムを作ってくれます。

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