ちょき☆ぱたん 写真補正の豆知識 (chokipatan.com)

第1部 実践1基礎編1写真補正

2 写真補正の基本

2-2 写真補正を行うときの心得

2-2-5 シャープは最後にかける

 シャープをかけた後に「レベル補正」等を行うと、メリハリが強調され過ぎるなどの弊害が発生する場合があります。シャープは、すべての補正終了後に、一回だけかけるようにしましょう。
 シャープは写真全体にかなりの影響を及ぼす(劣化させる)作業なので、写真の補正になれたプロの写真家の方の中には、シャープをまったくかけないまま、いったん補正作業を完了して、写真データを保存している人も大勢います。そのようにしておくと、高精細での商業写真印刷用に使用する時は、それにふさわしい繊細なシャープをかけられますし、同じ写真をWeb用に圧縮して低画質写真データとして使用するときには、小さくても綺麗に見えるよう、きつめのシャープをかけるなど、臨機応変にシャープをかけ直せるからです。一般の人にとっては、L判の写真用紙に印刷するとか、自分のホームページで紹介するなどの使用がほとんどだと思いますので、そこまで神経質にならなくとも良いと考えて、この記事では、シャープまでかけてから補正を完了する、という手順を紹介していますが、プロの方と同様にシャープをかける前に写真データを保存しておいても良いでしょう。もちろん、この場合には、写真を実際に使用(印刷・画面表示)する前に、シャープをかけてから印刷等を行うという手順になります。

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