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第1部 本
健康&エクササイズ
血管を強くする循環系ストレッチ(中野ジェームズ修一)
『血管を強くする 循環系ストレッチ』2023/7/21
中野ジェームズ修一 (著), 田畑尚吾 (監修)
(感想)
フィジカルトレーニングの第一人者の中野さんが考案して、糖尿病専門医が検証した「薬より効く」循環系ストレッチの効能とやり方を紹介してくれる本で、主な内容は次の通りです。
Chapter1 やってみよう! 循環系ストレッチ
Chapter2 なぜ循環系ストレッチを処方したいのか
Chapter3 血流の悪い体は血管が弱り疾病リスク大
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冒頭には次のように書いてありました。
「運動習慣のない人やスポーツの苦手な人でも、短時間で効率よく、血流をアップさせられる。これが循環系ストレッチの最も優れた特徴です。」
……循環系ストレッチは、血流やリンパを流すために効果的な次のような場所を、何度も大きく動かす動的ストレッチです。
「肩甲骨・脊柱・股関節といった関節には、わきの下・首の付け根・そけい部といった血管やリンパが集約された部位が隣接しているので、動かすことで血流を増やす効果が期待できる」
……この循環系ストレッチについて、クリニックでモニタリングをしたところ、改善が見られたものとしては、血圧低下、血糖値の大きな変動の抑制、動脈硬化指数、体脂肪減少、筋肉・骨密度増加などがあるそうです。
「じつは血液の80%は、筋肉を動かすことでしかうまく流れない静脈と毛細血管にあります。だから血流を促すことはとても重要で、血流が滞りがちな現代人の体に多くのポジティブな変化をもたらす可能性を秘めているのです。」
……それは素晴らしいですね!
「Chapter1 やってみよう! 循環系ストレッチ」では、次の4種類のストレッチのやり方が、写真で解説されていました(上の3種類がメインです)。
・「ぬぎストレッチ」(Tシャツを脱ぐような動作で肩甲骨を寄せる)
・「のびストレッチ」(体の側面を伸ばす+体重移動)
・「ふりストレッチ」(しゃがみ動作+腕のスイング)
・「ねじストレッチ」(腕をねじる+しゃがむ)
なお、これらのストレッチは、本書の最後の見開きページに、写真でまとめて紹介されているので、動作を覚えるまでは、そのページを開いておくと、便利に使えると思います。
「Chapter2 なぜ循環系ストレッチを処方したいのか」によると、有酸素運動は認知症予防になる可能性もあるそうです。
「(前略)有酸素運動をすると、記憶の司令塔と呼ばれる、脳にある海馬の神経細胞が増えていくという研究も。全身の血流がしっかりと増える循環系ストレッチは、脳の活性化にも最適と言えるでしょう。」
……有酸素運動は、体だけでなく脳の健康にも効果があるかもしれないんですね☆
「Chapter3 血流の悪い体は血管が弱り疾病リスク大」には、「病気の予防は健康な血管を維持することから始まります。」とありました。……確かにその通りですね!
『血管を強くする 循環系ストレッチ』……血流やリンパの流れを促すために効果的な運動法を教えてくれる本で、とても参考になりました。運動自体はすでに日常的に行っていましたが、本書で紹介されている循環系ストレッチも、取り入れていこうと思っています。
たった3種類(+1種類)の動的ストレッチを行うだけなので、普段あまり運動をしない方や運動が苦手な方にも取り入れやすいと思います。みなさんも、ぜひ読んで、試してみてください。血流やリンパをどんどん流しましょう☆
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なお社会や科学、IT関連の本は変化のスピードが速いので、購入する場合は、対象の本が最新版であることを確認してください。
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『血管を強くする循環系ストレッチ』