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第1部 本

工作(紙以外)

空を飛べるのはなぜか(秋本俊二)

『空を飛べるのはなぜか もっと高く、より遠くへ! 人と生き物たちの“飛ぶ"秘密に迫る (サイエンス・アイ新書) 』2018/10/16
秋本 俊二 (著)


(感想)
 飛行機はどうして飛べるのか? 鳥は? 昆虫は? タンポポは? 気球は? ロケットは? ドローンは? いろんな「飛ぶもの」の仕組みや秘密を教えてくれる本です。
「飛行機はどうして飛べるのか」って? そりゃ、うまい形をした翼があってジェットエンジンがあるからじゃないの? ぐらいは知っていましたが、この本は、その「うまい形」がどんな形かを分かりやすく説明してくれます(笑)。
 飛行機が飛べるのは、「機体に4つの力がはたらき、それらがつり合っているから」で、その「4つの力とは、上向きにはたらく「揚力」と下向きにはたらく「重力」、進行方向にはたらく「推力」、そして進行方向とは逆方向にはたらく「抗力」である。」だそうです。
「ジェットエンジンの推力で旅客機が空中を前に進むとき、空気が翼に当たると、翼に沿うように上下に分かれて流れる。このとき、ふくらんでいる上側を通る空気は、翼がふくらんでいる分だけ長い距離を通るので、下側を流れる空気より速度が速くなる。そのため、空気の流れが速い上側では圧力が低くなり、反対に空気の流れが遅い下側は圧力が高くなる。流体の速度が増すと圧力が下がるこのような現象は、発見者の名前を冠した「ベルヌーイの定理」で示される。翼の上側と下側で圧力の差が生じると、圧力の高いほうから低いほうへ力がはたらく。これが浮き上がろうとする力、揚力だ。」

 ……なるほど。そしてこの「揚力」を、日常生活の中で簡単に体験することが出来るそうです。その方法とは、水道の蛇口から水を出して、スプーンの柄の先端を親指と人差し指で軽くはさんでぶら下げ、スプーンの丸く膨らんだほうを流れている水に近づけてみること……こうすると、スプーンが流れている水に吸い寄せられるのです(これが「揚力」)。これは「楽しくて賢い感じがする」ので、ぜひお子さんと一緒にやってみてください☆
 こんな感じで、いろんな「飛ぶ」ものに関する興味深い「秘密」を、それぞれ2~4ページ程度の記事で紹介してくれます。
「冬鳥であるガンは24時間飛びつづけ、一度飛び立つと2000キロも移動するという。脳を半分ずつ休ませながら(つまり寝ながら)飛んでいるそうだ。」
 ……ええっ! ガンってそんな芸当が出来るの! 凄いな……。ちなみにガンは、海上を長く飛ぶときに小枝をくわえて飛ぶこともあるようですが、その枝は疲れた時に海上に落として、そこに乗って羽を休めるために使うのだそうで……ガンって賢いんですね……。ガンはよくV字形の隊列をくんで飛んでいますが、それは、先頭の鳥がつくった空気の流れに乗ると、後ろの鳥が楽に飛べるからなのだそうです。
 さらに「気球で宙に浮いていると、風はほとんど感じない。」という意外な事実もあって驚かされました。「気球は風に流されて移動していくので、乗っている人にとって体感する風はゼロ、無風に近い状態となる。」のだとか。
 こんな感じで、「飛ぶ」ものについての興味深い情報が満載です☆ 大人向けの本ですが、フルカラーで写真やイラストも豊富なので、小学生高学年ぐらい以上のお子さんでも楽しく読むことが出来そうです。楽しく読めて、ちょっと賢くなった気分にもなれますよ☆
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 なお社会や科学、IT関連の本は変化のスピードが速いので、購入する場合は、対象の本が最新版であることを確認してください。

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