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第1部 本
(しかけ絵本&技法、ペーパークラフト)

パズル

1日10分間!IQが高まる大人の右脳ドリル(児玉光雄)

『1日10分間!IQが高まる大人の右脳ドリル』2018/10/1
児玉 光雄 (著)


(感想)
 右脳の機能を高める図形やひらめき系のクイズが詰まった「右脳ドリル」で、『IQが高まる大人の右脳ドリル』の続編(?)です(タイトルも表紙もすごく似ていますが、問題の内容は違っています)。
 論理的な思考を司る「分析脳」の左脳に対して、イメージ力、創造性、好奇心を司る「ひらめき脳」の右脳ですが、「一般的に20歳を過ぎ訓練を怠っていると、右脳の機能はどんどん低下してしまいます。それは加齢によってさほど機能低下しない左脳との大きな違いです。」なのだとか!
 ……確かに大人になると、論理的思考力や分析力はどんどん高まっていくような気がしますが、その反面、とっぴな発想やでたらめなイメージ力は衰えていくような気が……頭はかたくなっていくんですね……なるほど、高齢者になると頑固な人が多くなるわけだ(汗)。出来れば、そうならないようにしたいと、なんだか切実に思ってしまいました。
 右脳は筋肉と同じように「衰えやすいけれど、鍛えることは出来る」のだそうです。というわけで、この右脳ドリルで、頭を柔らかく鍛えましょう(笑)。
 今回の『1日10分間!IQが高まる大人の右脳ドリル』も前回のと同様、折り紙の問題、展開図の問題、マッチ棒やヒモを使った問題、まちがい探しなど、知識よりもイメージや図形を重視した問題に特化しています。
 知識はほとんど必要ない問題が多いので、知識に自信がない方や、日本の文化に関する知識があまりない外国の方でも楽しめる(右脳を鍛えられる)と思います。(数問だけは「漢字問題」など、知識が必要なものもありましたが……)。
 今回も、難易度は「初級」「中級」「上級」と、だんだんあがっていきます。全体としては適度な難易度の問題が多かったと思いますが、続編のせいか、一部の問題にかなり苦しまされ(汗)、前回より時間がかかる問題もありました。
 今回も「制限時間」の設定はありませんが、タイトルにもあるように、各ステップ10分程度が目安のようです。すごく難しかった数問以外は、ほぼ制限時間内に解けました。もちろん全問に解答があります。
 前回同様、最後には、制限時間つきのレベルチェック問題があり、現在の右脳IQを判定できるようになっています。
「ひらめき」で解けるタイプの問題が多いので、短時間の気分転換に使うのにもピッタリだと思います。一応ステップごとにまとめられてはいますが、どこまで問題を解くのかは自由なので、気分転換に1問または2問ずつ解く、というような使い方も出来ます。問題も解答も、きれいな色づかいのイラストで描かれていて、パズル好きの私としては、このドリルも眺めるだけで楽しい気分になれました。
 右脳の鍛えるための脳トレだけでなく、気分転換にも使える楽しい「ひらめき系クイズ集」です。難易度も適度だと思うので、ぜひやってみてください☆
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 IQが高まる大人の右脳ドリルシリーズの他の本『IQが高まる大人の右脳ドリル』に関する記事もごらんください。
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 児玉さんは、他にも『逆境を突破する技術 「折れない心」を科学的に習得する極意』、『わかりやすい記憶力の鍛え方 脳を活性化させる習慣とテクニック』などの本を出しています。

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