ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

しかけ絵本(海外の作家)
 ※日本語の本(翻訳版)もあります

その他の海外の作家

Fuzzy Yellow Ducklings(Fleet)
さわってあそぼう ふわふわあひる(フリート)

『和書:さわってあそぼう ふわふわあひる』1998/6/1
マシュー ヴァン・フリート (著),? Matthew Van Fleet (原著)

『洋書:Fuzzy Yellow Ducklings(英語)』1995/9/1
Matthew Van Fleet (著)


(感想)
 きいろいふわふわのあひるに、でこぼこした茶色いカエル、灰色のふわふわのコアラ……手触りのちがうものをさわって、生き物の名前や、記号の色や形などを学べる素敵な知育しかけ絵本です☆
 表紙の写真でもわかるように、生き物の身体の一部に布などが使われているので、触って「ふわふわ」「ざらざら」を楽しめます。
 最初のページをめくると……白いページの真ん中に黄色いふわふわの丸があって、右側に「Circle」、左側に「Fuzzy Yellow」の文字が(英語版の場合)。
 そして黄色い丸の下をめくると……大勢のあひるさんたちの姿とともに「Ducklings」の文字が。黄色いふわふわは、あひるさんの身体の一部だったのです。手触りは、ほぼ、その生き物にふさわしいものになっています。だから、黄色いふわふわは、本当にあひるさんを撫でているみたいな感じです。
 という具合に、見開きの各ページが、「手触りを楽しめる記号・色になっていて、それをめくると、その記号・色が、何かの生物の身体の一部だったことが分かる」という構成になっています。手触りを楽しみ、記号や色を学び、ページをめくることで起こる変化に驚き、生き物の形や名前を学べる……という「楽しんでいるうちに、どんどん脳細胞が刺激されていく」本なのです。これを読むだけで、「学ぶことを楽しめる」子どもに育ちそう☆
 さらに、何度か読んで色と形を覚えた後は、「この黄色いふわふわに隠れているのは、何だっけ?」と考えることで、隠し絵としても楽しめます。記憶力の刺激にも役に立ちそう。
 そして最後のページは、これまで登場してきた動物たちの大集合! 折りたたまれたページを開いていくと長ーいページに広がって、そこに大勢の動物や形がつながるようにいっぱい描かれているので、丸や四角の形を最初に見つける競争をしたり、どの動物が何匹いるかを数えたりと、様々なゲームを楽しむことができるようになっています(このページには手触りの変化はありません)。
 ……いろんな意味で「美味しい」しかけ絵本で、だんぜんお勧めです☆
 私が購入したのは英語版でしたが、日本語版も出ています。日本語版の方が遊びやすいと思いますが、お子さんに英語の勉強をさせたい方には、簡単な英単語が多いので、英語版もお勧めです。
   *
・表紙:中央のあひるさんに黄色いふわふわ。
・1~2ページ目:黄色い丸(ふわふわ)。と小さな黄色い羽。めくると、大勢のあひるのイラスト。
・3~4ページ目:茶色の三角(でこぼこ)と赤いキノコ。めくると、大勢のガマガエルと赤いキノコのイラスト。
・5~6ページ目:灰色の四角(もこもこ)と緑の葉っぱ。めくると、木に登っているコアラの親子たちのイラスト。
・7~8ページ目:緑の楕円(うろこ)と茶色の小枝。めくると、木に登っているイグアナたちのイラスト。
・9~10ページ目:白い長方形(もこもこ)と黄色い草。めくると、草を食べている大勢の羊のイラスト。
・11~12ページ目:青い三日月(ざらざら)と水に浮かぶ泡。めくると、水中を泳ぐ大勢のサメのイラスト。
・13~14ページ目:ピンクの長い線(べたべた)と小さなハエ。めくると、ハエに長い舌を伸ばしている大勢のカエルのイラスト。
・15~18ページ目:動物たち大集合のイラストと、ゲームの遊び方の説明。折り畳まれたページを伸ばすと、長ーいページに。両面に大勢の動物や形のパレードが描かれています。
・裏表紙:カエルのイラストなど
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 別の作家の本ですが、『これ、なあに? (さわる絵本)』など、さわって楽しむ絵本は多数あります。
 また『さわってたのしむ どうぶつずかん (てんじつき さわるえほん)』、『てんじつきさわるえほん さわるめいろ』、『さわるめいろ2: てんじつき さわるえほん』は、点字つきの、さわって楽しむ絵本です。

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