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第1部 本

パズル

魔法の迷宮と隠された扉(ロジカルパズルRPG制作委員会)

『ロジカルパズルRPG 魔法の迷宮と隠された扉』2014/10/17
ロジカルパズルRPG制作委員会 (著)


(感想)
 パズルを解いて手がかりを集めることで、話をすすめていく冒険物語。途中、8つのボスステージと、ラストステージがあるという新しいスタイルのパズルブックです。
 物語は、魔法学校に通う冒険者の少年が、呪われた屋敷の地下迷宮などの魔法を打ち破っていき、ついには荒れ果てて邪悪な魔物の巣窟と化した古城の謎に気付く……というもの。冒険ファンタジー物語の方はごく普通ですが(汗)、パズルは中難易度のものが多くて、とても楽しめました。
 ロジカルパズルというので、私の苦手な、ひねくれた嘘つき続出の「論理パズル」ってやつか……と身構えてしまったのですが、まったくそんなことはなく、「数字つなぎ」「ブロック分割」「ツメクロス」など、迷路や図形の切り分け問題が多くて、気持ちよく頭をひねることが出来ました。

 どの種類のパズルにも最初に「チュートリアル」がついていて解き方を教えてもらえるし、難易度の易しい順番に並んでいるので、初心者でも、あまり戸惑わずにパズルを楽しめます。ただし難易度は低から中程度の問題が多いので、パズル好きでも、ちょっと頭をひねるのではないかと思います。私も初めの頃のは5分以内で解けたのですが、途中からは20分ぐらいかかる問題が続出してきて、軽い気分転換のつもりが、思わず時間を忘れてしまって困りました……(汗)。
 個人的に最も楽しめたのは、「巨大な魔物の牧場」と「古代遺跡の迷宮」。頭をひねる問題が多くて、解けた時の爽快感がたまりませんでした(笑)。
 ほぼすべての問題に、ヒントと解答がついています。が、最終問題だけ解答がありません。これが一番の難問だと感じたのですが……。
 解答がないので、正しい答えに辿り着けたのかどうかあまり自信はないのですが、ほぼ間違いないと思うので、ネタバレはしたくないのですが、少しだけヒントを……。
(※ここから先は、最終問題のネタバレを含みますので、知りたくない方は読み飛ばしてください)
 最終問題に進む物語を読むと、「ワープポイント」と迷路を思わせる文章があります。これを踏まえて107ページの図を見ると、ブロックごとに同じ文字があり、文字の囲みに切れ目があって、そこから迷路に出られるのが分かります。Sから始めて、迷路を進み、ワープポイントに、そして次の迷路に……とGまで進んで、ここまでのワープポイントの文字を拾うと、わけのわからない文字列が……(アレ?)。でも良く見ると、四角に二重枠があるものがあり、それだけを拾うと……あ! 出来た☆
 ということで、無事に(?)エピローグに行きつけたような気がします。
 本には別紙で、おまけの「ロジカルパズルRPG」もついていて、とても楽しめました。解答のないのは最終問題だけですので、たとえそれが出来なかったとしても、十分楽しめるパズルブックだと思います。お勧めです☆
   *    *    *
 別の作家の本ですが、『論理的思考力を鍛えるための50のパズル』、『京大・東田式「考える力」が身につくパズル』、『算数が好きになるパズル ろじか~る』、『算数が好きになるパズル 迷路のろじか~る』など、楽しいロジカルパズルの本は色々あります。

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