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第1部 本

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みんなのためのルールブック―あたりまえだけど、とても大切なこと

『みんなのためのルールブック―あたりまえだけど、とても大切なこと』2004/10/21
ロン・クラーク (著), 亀井 よし子 (翻訳)


(感想)
 人を思いやる心、自分を大切にする心を育てる50のルールを教えてくれる本です。
 アメリカの小学校教師クラークさんが、自分の教えるクラスでいつも教えているルールをまとめて紹介しているもので、クラークさんは、28歳のときにディズニー社が選ぶ全米最優秀教師賞を受賞しています。
 この50のルールは、子どもたちが思いやりをもって楽しく勉強でき、大人になってからも毎日を大切にして充実した人生を送れるようにとの願いをこめてつくられているので、子どもだけでなく、大人が読んでも、ためになります。
 ルール1は、「大人の質問には礼儀正しく答えよう」。そしてルール2は、「相手の目を見て話そう」など、本当に基本的な心構えが記述されています。全員がこれら50のルールを守れたら、平和で楽しい生活ができるのになあ、と思います(汗)。難しいルールはまったくないのですが……。
 この本は子ども向けなので、見開きページごとに、簡単な解説、かわいいイラストとともに、ルールが1つだけ書いてあり、気軽に読むことが出来ると思います。このような基本的な心構えは、なかなか話しにくいこともありますが、この本をきっかけに親子で話し合い、その後はリビングなどに置きっぱなしにしておいて、たまに読むという使い方も出来ると思います。また最初の目次ページ(全4ページ)は、ルールの一覧表になっているので、このページをコピーして、トイレの壁などに何気なく貼っておくのもいいかもしれません(笑)。
 どんな子でも、優しい心や向上心を持っていると思います。それを伸ばしてあげましょう。
 またこの本の元になったベストセラー『あたりまえだけど、とても大切なこと』には、ルールの他に、クラークさんの考えや、ルールを作った切っかけ、ルールを教えることで子どもたちが変わっていく様子などが書いてあるので、この本とともに、それも読むと、ますます理解が深まるのではないかと思います。
 最後をしめくるるルール50は、「きみのなれる、もっともすばらしい人間になれ」。
 本当に素晴らしい言葉で、心に刻みたいと思います。
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 クラークさんは、他にも『あたりまえだけど、とても大切なこと―子どものためのルールブック』、『親と教師にとって、すごく大切なこと』などの本を出しています。
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 別の作家の本ですが、子どもの心の成長に役立つ本には、他にも『マンガでわかる よのなかのルール』、『イラスト版子どものソーシャルスキル―友だち関係に勇気と自信がつく42のメソッド』、『学校では教えてくれない大切なこと 2友だち関係(自分と仲良く)』、『学校では教えてくれない大切なこと 6友だち関係(気持ちの伝え方)』、『こういうとき、どうするんだっけ (自立のすすめ マイルール)』、『マイルール 自立のすすめ』など多数あります。

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