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第1部 本

 IT

絵で見る組込みシステム入門

『絵で見る組込みシステム入門』2014/4
組込みシステム技術協会 (著)


(感想)
 組込みシステムの入門書です。
 組込みシステムとは、コンピューターを組み込むことで、ある特定の機能を実現したシステムのこと。コンピューターを構成するハードウェアと、それらのハードウェアを制御するソフトウェアが連動して動くことで、組込みシステムは便利な機能を提供しています。例えば、カーナビやデジカメなどがその一例です。
 この本は、これから組込みシステムを学ぼうという学生の方や、初級の技術者向けに、イラストを多用して分かりやすく説明してくれるので、普通の人でも理解しやすいと思います(ただし専門用語はたくさん出てきますが……)。
 内容としては、まず「第1章 ようこそ!組込みシステムの世界へ」と「第2章 組込みシステムのしくみ」で組込みシステムを概観し、「第3章 ハードウェア技術の基礎」でマイコンの基本機能や基本入出力などを、「第4章 ソフトウェア技術の基礎」ではOSやデバイスドライバなどを、「第5章 開発環境」「付録 開発モデルとは」では、ソフトウェアの開発の流れなどを概説してくれます。
 この本は、「組込みシステム」の入門書なので、機械全体(ハードウェア+ソフトウェア)の解説があり、実際に、デジカメなどの機械がどのように作られ、どのように動いているのかを理解しやすいと思います。普段便利に使っている機械の正体を知りたい……と思っている方は、一度、読んでみてはいかがでしょうか。
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 組込みシステム関連の本は、他にも『改訂 エンベデッド技術―組込みシステム開発のための』、『組込みシステムのハードウェア設計入門講座―組込み技術のキーテク基礎を理解して応用力を付ける』、『図解入門よ~くわかる最新電子回路の基本としくみ』など多数あります。

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