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第1部 本

健康&エクササイズ

2週間で目が驚くほど良くなる本

『2週間で目が驚くほど良くなる本―読むだけで速効!視力回復トレーニング』2003/4
松崎 五三男 (著)


(感想)
「目の筋肉を鍛える」ことで「自分で視力を回復させる方法」を教えてくれる本です。「2週間で驚くほど回復する」かどうかは分かりませんが(汗)、費用もかからずに短時間で実行できる簡単なトレーニングなので、少なくとも害はさほどないと思います(トレーニングのし過ぎで目を疲れさせなければ、ですが……)。
 主なトレーニングの方法は、「明暗トレーニング」と「方向遠近トレーニング」の2つです。
「明暗トレーニング」は、目に入る光の量を調節する「虹彩」を鍛える方法で、蛍光灯スタンドなどを利用して行います。蛍光灯スタンドをまぶたを閉じて若干まぶしいと感じる程度の明るさの場所に置き、1)まぶたを閉じたまま光の方向を見て「1~4」まで数え、2)蛍光灯を切って暗さを見つめながら「1~4」まで数えるのを10回ほど繰り返す方法です。
 この明暗トレーニングは、他の視力回復法ではあまり見たことがないユニークな方法ですが、虹彩の光調節機能を鍛えるという意味で、効果的なトレーニング方法だと思います。というのも、ふだん、寝ている時以外は、強い明暗変化のない環境(室内光)で過ごしているので、虹彩の光調節機能をあまり活用してこなかったからです(汗)。それで早速、日常のトレーニングに追加することにしました。蛍光灯スタンドを使わずに、明るくした天井の蛍光灯を見上げてまぶたを閉じ、「1~4」カウントごとに手で覆う・外すを繰り返すという簡単な方法でやっています。慣れてきたら、まぶたを開いた方が効果的なのだそうですが、まぶたは閉じてやっています。遠近トレーニングなど他の方法もやっているので、この方法だけの効果かどうかは分からないのですが、視力は少しずつですが良くなってきているような気がします(少なくとも悪くはなっていません)。
 もう一つの「方向遠近トレーニング」は、水晶体の厚さを調節する「網様体」を鍛える方法で、他の視力回復方法でもよくある「遠近トレーニング」に類似した方法ですが、一点を見つめるだけでなく、複数の点を見つめるという特徴のある「遠近トレーニング」で、本の巻末付録の「15点紙」を使います。1~15までの数字が書かれた紙を持って、まず1点ずつ順番に見つめ、つぎに数字を2個ずつ見つめ、つぎに3個ずつ…と5個ずつまで増やして見つめていいく方法です。
 この「方向遠近トレーニング」の方は、「15点紙」を使うのが少し面倒なので、私は道具を使わない他の「遠近トレーニング」に変更して実行していますが、「15点紙」を使ってきちんと実行すれば、たぶんさらに効果があるのだと思います(汗)。
 この本には、他にも、「乱視を改善するマッサージ」や、この主要な二つのトレーニングに入る前に行う準備的なトレーニング、視力回復維持に良い生活(偏食しない・早寝早起き・アウトドア活動・他)など、参考になる方法がたくさんあります。
 また本の後半には、このトレーニングの効果や、その理由などが書いてあります。通常の本の場合は、この順番が逆になっていることが多いと思いますが、この本を使って何度も繰り返し実行するためには、実際のトレーニング方法が先に書いてある方が便利なので、それを配慮してくれたのだと思います。
 参考になるトレーニングや解説がたくさん書いてあるので、視力低下に悩んでいる方は、自分に合った方法を選んで実行してみてはいかがでしょうか。
 なおこの本にはもっと新しい『2週間で目が驚くほど良くなる本: 近視・遠視・乱視・疲れ目……「目の筋トレ」が一番効く!』がありますので、購入する場合は、そちらの方をお勧めします。
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 別の作家の本ですが、目をよくする本には、他にも『目が良くなる!!10の眼トレ』、『クマや充血は毎日5分で消える! 39の心がけ』など多数あります。

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