ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

描画参考資料

空の名前

『空の名前』1999/12/10
高橋 健司(著)


(感想)
 雲や雨、虹など「空」の言葉について、美しい写真とともに解説してくれる素晴らしい図鑑です☆
 この本は、「空や天候、季節の移ろいに関する日本語を、それをイメージした写真と共に紹介する歳時記風天気図鑑」だそうで、気象用語の紹介を目的としたものではないそうですが、序章には「気象学による雲の分類法」などもあり、お天気に関する手軽な図鑑としても十分使えます。
 内容は、さまざまな雲の形を集めた「雲の章」、雨や露、霧に関する「水の章」、雪や氷の「氷の章」、朝焼けや虹・蜃気楼の「光の章」、風や嵐の「風の章」、そして二十四節気などを紹介する「季節の章」の全6章から構成されています。
 豊かな四季に恵まれた日本の「空の名前」は、素敵な響きをもつものが多いことがよく分かります。
 空の名前に関する文章も充実していますが、とにかく空の写真が美しい☆ ぱらぱらページをめくっていると、青空に浮かぶ雲の形に心が癒され、雪の写真をみると、冷たくて湿った冬の空気を思い出します。空を眺めることが好きな私には、本当に夢のような本です。
 値段はちょっと高いのですが(汗)、写真が充実していますので、作画の資料としても使えますし、空に関する用語辞典として、文章を書く時にも、とても便利に使えます。
 なにより美しい写真をぱらぱら眺めるだけで、心が癒され、さまざまな想像力がかきたてられるだけでなく、空に浮かぶ雲を見て「これはどんな名前の雲なんだろう?」と思った時にも、すぐに調べられるので、一家に一冊あってもいいと思うほど、おすすめの本です☆
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 高橋健司さんの他の本、『空色通信』に関する記事もごらんください。
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 別の作家の本ですが、空や気象の図鑑には他にも、『空の図鑑: 雲と空の光の観察ガイド』、『空の図鑑』、『史上最強カラー図解 プロが教える気象・天気図のすべてがわかる本』など色々あります。
 また、空の美しい色彩を楽しめる本としては、『不思議で美しい「空の色彩」図鑑』、『空の色』などもあります。
 さらに、色の図鑑として、『色の名前』、『新版 色の名前507―来歴から雑学、色データまで 日本の色、世界の色が見て読んでわかる』、『日本の色・世界の色』などの本もあります。

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