ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

しかけ絵本(海外の作家)
 ※日本語の本(翻訳版)もあります

その他の海外の作家

How to Find Flower Fairies
 (フラワー・フェアリーズ(花の妖精たち)のお話)

『洋書:How to Find Flower Fairies(英語)』2008/02
Cicely Mary Barker (著)

『和書:フラワー・フェアリーズ(花の妖精たち)のお話 』
2008/12
シシリー・メアリー バーカー (著), Cicely Mary Barker (原著), 上野 和子 (翻訳)』


(感想)
 夢のように美しい絵本です。まず本を手に取った時の、装丁の美しさにほれぼれします。中央に「レンチキューラー」というしかけで妖精が見え隠れする画像があり、その周囲に緑の森の植物が配置されているのですが、その緑や金色の葉が、エンボス加工されているのです。全体にアンティークっぽい美しい色彩で、妖精も可愛らしく、森の情景も細密に描かれています。(レンチキュラーとは、レンチキュラーレンズ(微細な細長いカマボコ状の凸レンズが無数に並んだシート状レンズ)を使って、見る角度によって絵柄が変化したり、立体感が得られたりする印刷物のことです)。
 ページを開くと、森の葉陰、足元にキノコの生えた大木の虚、咲き誇る花壇のかげにちらちら妖精の姿が……。そして最後には、アンティーク・カメラに捉えられた妖精の古びた写真。ここでもレンチキューラーが効果的に使われていて、妖精なら、こう写るんだろうなあ……とため息がでます。

・1~2ページ目:手紙と古い写真の本(しかけなし)
・3~4ページ目:立ち上がる枯葉のしかけ。右下に「樹の妖精の見つけ方」の本
・5~6ページ目:足元にキノコの生えた大木。右上に「森の妖精のサイン」
・7~8ページ目:大きく立ち上がる花壇(本当に美しい!)
・9~10ページ目:深い森の木陰(本の中央付近のページという位置をいかして、なんと飛び出すというより、奥に引っ込むような印象のあるポップアップしかけ!)。右下に蛇腹状のしかけ。
・11~12ページ目:水辺の植物。
・13~14ページ目:アンティーク・カメラに捉えられた妖精。
   *   *   *
 フラワー・フェアリーズは、とても人気があり、シリーズ化しています。しかけ絵本としては、『フラワー・フェアリーズの日記 妖精の冬の家』、『フラワー・フェアリーズリリーと秘密の手紙』、『フラワー・フェアリーズ 魔法のとびら』、『フラワー・フェアリーズ 不思議な月光のパーティー』などがあります。
 また、しかけ絵本ではありませんが、『フラワーフェアリーズ デラックスブック 妖精の詩と花図鑑』は、とても美しいイラストの本です。
 さらに、『FLOWER FAIRIES ステーショナリーセットBOOK』などの文具の他、カレンダー、手帳なども多数発売されています。

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