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第1部 本

描画参考資料

図説 英国貴族の城館

『図説 英国貴族の城館―カントリー・ハウスのすべて (ふくろうの本)』2008/01
田中 亮三 (著), 増田 彰久 (写真)


(感想)
 この本は、ドールハウスや建築系のペーパークラフトを作っている方、西洋歴史物やファンタジー系のイラストを描いている方にとって、とても役に立つ参考資料になるので、ここで紹介させていただきます。
 カントリー・ハウスとは、エリザベス朝末期1590年代からヴィクトリア朝初期の19世紀半ばにかけて、貴族達がその権威をアピールするために広大な所領に建てた壮麗な邸宅のことだそうです。この本は、その豪華絢爛な建築物やその内装、それを取り巻く優美な庭園などを豊富な写真で紹介してくれます。
 一部の公開されているお城を除いて、西洋の超弩級のお金持ちの邸宅などというものを見る機会はほとんどないので、写真で細部まで遠慮なく詳細に見ることの出来るこの本は、眺めるだけでも、うっとりです☆ それも貴族の館のアプローチや玄関から始まって、手の込んだ装飾のある広間や書斎、果ては浴室、厨房、洗濯室まで、あますところなく見学できてしまいます(各部屋についての解説もあります)。
 さらに、貴族たちがどんな部屋で、どんな暮らしを営んできたのか、貴族文化に関する紹介など、英国貴族の総合的ガイドブックと言っても良い充実した内容です☆
   *   *   *
 この「図説シリーズ」には、同じように参考資料として使える本がたくさんあります。『図説 英国インテリアの歴史』には貴族の邸宅だけでなく庶民の住宅もあります。『英国貴族の暮らし』、『図説 ヴィクトリア朝百貨事典』は、昔の英国の生活用品について知ることができます。
 また背景資料として使いたい方には、よりビジュアルな面に特化した背景ビジュアル資料『ヨーロッパの邸宅・宮殿・教会』、『ヨーロッパの町並・路地裏・村』、『洋館・洋風建築』や、背景資料ブックス『ヨーロッパの屋敷・庭園・貴族の館』、『ヨーロッパの王宮・王と王妃の城』などもあります。

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