ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

しかけ絵本(海外の作家)
 ※日本語の本(翻訳版)もあります

その他の海外の作家

Ten Little Ladybugs(かわいいてんとうむし)

『洋書: Ten Little Ladybugs(英語)』2001/2
Melanie Gerth (著), Tony Griego (イラスト), Laura Huliska-Beith (イラスト)

『和書:かわいいてんとうむし』2001/11
メラニー ガース (著), ローラ ハリスカ・ベイス (イラスト), Melanie Gerth (原著), Laura Huliska‐Beith (原著), きたむら まさお (翻訳)


(感想)
 あなあきしかけえほんです。表紙の穴から、赤や黄色のカラフルな10匹のかわいいてんとうむしがのぞいています。最初のページをめくると……ちょうちょがやってきて、てんとうむしが1匹消えます。次のページに行くと、いもむしがやってきて、また1匹消えます。こんな感じに10匹みんな、だんだんと消えていきます。どこに行ったのかな?と最後のページをめくると……。
 もちろん最後のページから始めると、今度は1から楽しく数え上げることが出来て、子供が遊びながら数を覚えるのには、最適な絵本だと思います。
 数字を学べるしかけ絵本には、『クッキー・カウント』『にゃんくろう かずあそび』などの名作がありますが、残念ながらほんとうに幼い子供の手では、細かいしかけを壊しがちです。その点、このしかけ絵本は、丈夫な厚紙でできていますし、てんとうむしは、プラスチックのボタンのようなもの出来ていて、きちんとページに貼りついていますので、なくしたり壊したりする心配がほとんどありません。貼りついている方向もまちまちなので、指で触った時の感触が、それぞれ少しずつ違うので、何度も触ってみたくなります。
 また、本の穴は指より少し大きいので、指を突っ込んで遊ぶことも出来ます。しかも穴の深さはちゃんと計算されているので、てんとうむしが本の表紙からはみでることもなく、本棚にきちんと収まります。表から見ると、てんとうむしの高さがそろっているので気づきにくいですが、実はてんとうむしは、ページごとに違う高さ(厚さ)になっています。
 さらに、良く見ると、てんとうむしの背中の柄の黒い点の数も違っているので、それを数えることが出来たり、ページ毎に違っている、てんとうむしを迎えにくる生き物の名前を覚えることも出来たりと……いろんな使い方が出来そうです。
   *   *   *
 同じような、あなあきしかけ絵本は、他にも『ニモのビッグレース』や『くまのプーさん はちみつわけたら』など色々あります。また、数を数えたご褒美なのか、最後のページに飛び出すしかけがついている本『10ぴきぶんぶんむしむしちゃん』、『10ぴきいもむし だいこうしん』、『10ぴきよるのかたつむり』、『10ぴきなかよしさかなくん』、『ちいさなおたまじゃくし』もあります。(ただし、数を数えるのに集中させるには、『かわいいてんとうむし』のように単純な構造をしている本の方が、むしろ良いのかもしれませんが……)

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