ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

しかけ絵本(海外の作家)
 ※日本語の本(翻訳版)もあります

Robert Sabuda(ロバート サブダ)

The Wonderful Wizard Of Oz(オズの魔法使い)

『洋書:The Wonderful Wizard Of Oz (The Childhood of Famous Americans Series) (英語)』2001/1
L. Frank Baum (著), Robert Sabuda (イラスト)

『和書:オズの魔法使い』2005/9
フランク バウム (著), ロバート サブダ (著), Robert Sabuda (原著), わく はじめ (翻訳)


(感想)
 ライマン・フランク・ボームの『The Wizard of Oz』(邦題『オズの魔法使い』)は、かかしやブリキのきこりと一緒にオズの国を冒険する少女ドロシーを描いた楽しい物語です。
 ロバート・サブダが、紙を使ってその世界を作り出した、しかけ絵本『オズの魔法使い』は、「翻弄する竜巻」や「立ち上がる家」、「羽ばたく鳥が開く花園」などのしかけも工夫が凝らされているのですが、なんといっても圧巻は「回りながら浮き上がってくる気球」です。ページを開くと膨らんでくる気球は、手でもくるくると回せます。また絵本にしては物語の内容も充実しているので、英語版を購入すると、かなり英語の勉強にもなります。
 この絵本には、子供が楽しめるだけでなく、大人にとっても驚きが感じられる多彩なしかけ技法が惜しげもなく駆使されているので、ペーパークラフト好きの人間には、すごく参考になる、本当にお勧めの絵本です。
 この本は、中央に大きなしかけが配置され、端に物語のミニしかけ絵本がついている、という構造になっています。

・1~2ページ目:開くとくるくる回りながら立ち上がる竜巻(実際に風を起こします)。左に物語を書いたしかけ絵本(3ページ)。
・3~4ページ目:立木のある家。両側に物語しかけ絵本(5ページ+3ページ)
・5~6ページ目:花開く花畑にはばたく鳥。左に物語しかけ絵本(9ページ)
・7~8ページ目:エメラルドのお城。左に緑のメガネ(メガネとして顔につけられます。周囲がちょっぴり緑色に見えて、エメラルド・シティ気分を味わえます)。右に物語しかけ絵本(13ページ)。
・9~10ページ目:塔のあるお城の内部。左に物語しかけ絵本(11ページ)
・11~12ページ目:回りながら浮かびあがる気球(ちょっぴりですが、膨らみます。手でくるくる回せます)。左右に物語しかけ絵本(7ページ+3ページ)
・13~14ページ目:良い魔女にお願いをするドロシーたち。右に物語しかけ絵本(7ページ)
    *   *   *
 サブダさんの本ではありませんが、オズの魔法使いを題材にした、しかけ絵本には他にも『メロディポップアップ オズの魔法使い』など素敵な本があります。
 また、オズの魔法使いの小説に興味がわいた方には、『オズの魔法使い (岩波少年文庫)』などがあります。さらに、ジュディ・ガーランドの名作古典映画の『オズの魔法使』(DVD、ブルーレイ)もあります。

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